喫煙は筋トレにどう影響する?喫煙が筋トレに与える悪影響
2022.02.01
喫煙が身体に悪い影響を及ぼすということは、いまさら私が言うまでもなく皆さんすでに知っていることだろうかと思います。
皆さんご存じの通り、喫煙によるニコチンや一酸化炭素の摂取は健康に様々な悪影響を与えます。
筋トレで身体を鍛えている人にとって、健康への害と言うのは見過ごせないですよね。
しかも、喫煙による悪影響は健康だけでなく筋トレの効果にも及びます。
では、筋トレをしている人にとって、具体的に喫煙はどのような害があるのでしょうか、詳しくし紹介していきます。
喫煙による筋トレへの悪影響
喫煙をしている人は体力がなくすぐ息切れする、などのように漠然と身体に悪いということは聞いたことがあっても、意外と詳しく身体への影響について知っている人は多くないのではないでしょうか?
そこで以下では、喫煙が筋トレに与える悪影響について、項目に分けて詳しく紹介していきたいと思います。
心肺機能の低下
喫煙をすると、一酸化炭素を身体の中に取り込むことになります。
喫煙によって血中の一酸化炭素の濃度が高くなると、身体の酸素を細胞に運ぶ能力の低下につながります。
酸素はエネルギーを生み出すためにとても大事なもので、体内を循環させる酸素の量によってどれだけエネルギーを生み出せるかが決まってきます。
酸素を運ぶ能力が低下すると心肺機能の低下につながり、体力・スタミナの低下を招きます。
睡眠の質が下がる
タバコの成分であるニコチンはアドレナリンの分泌に関係していて覚醒作用があり、これによって睡眠時の寝つきが悪くなり、睡眠の質の低下につながります。
睡眠はホルモンバランスを整える効果や、筋肉の分解を妨げる効果などがあり、筋肉の成長を促進するためにとても大切なものです。
逆に睡眠の質が下がると、筋肉の成長を妨げたり、また筋トレ時などのパフォーマンスの低下にもつながります。
筋トレについてだけでなく、睡眠の質の低下や睡眠不足は日常生活や美容にも悪影響を及ぼします。
疲れが取れにくくなる
上述のように、喫煙は酸素を運ぶ能力の低下につながります。
酸素を運ぶ力が弱まると、新陳代謝の速度にも影響を与え、新陳代謝の速度が低下すると、筋肉の回復にも時間がかかるようになります。
筋肉は、筋トレを行うことで傷ついた筋線維が回復していく過程で成長していきますが、喫煙をすることでこの回復を妨げてしまうのです。
その結果、筋トレ後の疲れが取れにくくなり、うまく疲れが取れないことによって正常な筋肉の成長を妨げることになります。
筋力の瞬発力が下がる
ニコチンには神経を興奮させる効果があり、喫煙を常習して行うことで、喫煙をしてニコチンを摂取しないと神経が興奮しにくい体になっていきます。
瞬間的な力を発揮させるためには、瞬間的に神経を興奮させて自分の最大の力を作り出すことが必要と言われています。
しかし喫煙を行うことで神経が興奮しにくくなると、筋肉の瞬発力が低下し、瞬間的な力を発揮しにくくなると言われています。
筋肉の瞬発力が下がると当然筋トレ時にも影響を及ぼし、効率の良い筋トレができなくなってしまいます。
喫煙の筋トレに対するメリットは??
今のところ喫煙の筋トレへのメリットは全くないと言えるでしょう。
今のところ喫煙が筋トレ等身体に良い効果を与えるというような証明はなく、基本的にはマイナスな影響しかありません。
また喫煙はリラックス効果があるという人もいますが、これは喫煙による中毒症状が緩和しているだけで、普通の状態をプラスにするというよりは、マイナスを通常にするというものです。
もちろん喫煙が習慣化していて無理にやめようとすれば多大なストレスになるという場合は、少しづつ減らすなど段階を踏んでいくしかないですが、筋トレの効果や効率を考えればやめるよう努力をするべきと言うしかないでしょう。
喫煙が筋トレに与える影響まとめ
まとめると、喫煙は筋トレの効果を様々な側面から低下させるのに対し、明確なメリットは一つもありません。
筋トレ自体もそうですが、例えば筋トレ仲間を作りたい場合、真剣に筋トレに取り組んでいる人ほど喫煙者は少ないでしょう。
もちろん筋トレに本気で取り組む喫煙者も多くいますし、二十歳を超えているのであれば喫煙自体は何も悪くはありません。
しかし、あなたが真面目に筋トレに取り組んでいても、周りのトレーニーに喫煙が理由で敬遠されてしまっては悲しいですよね。
なので喫煙は筋トレに害があるのかな?と思ってこの記事を読んでいただいたような人に対しては、喫煙をやめるように強くお勧めします。
せっかく筋トレをするならば、喫煙はやめてキレイで強い身体を目指してみてはいかがでしょうか。
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