筋肉ってどんな種類があるの?筋肉の種類と特徴
2022.02.01
この記事でわかること
・筋肉とは
・筋肉の種類
・各筋肉の特徴
筋肉は僕たちの体を支えるためや健康維持、生命活動のために必要不可欠なものです。
筋肉には自分の意思で動かせるものや、心臓のように意識しなくても生命活動のために動いているものがあります。
今回は、そんな筋肉の種類とそれぞれの特徴を紹介しようと思います。
筋肉とは
筋肉の種類と特徴を説明する前に、そもそも筋肉とは何なのかという説明をしたいと思います。
- 筋肉とは、繊維状の筋繊維が集まり束になって出来ている体の構造体。
鶏肉を切った時に断面が繊維状になっていますよね。あれが筋繊維です。
筋肉はこの繊維の数と太さで強度が決まります。筋トレをすることで、筋繊維の数を増やしたり、繊維を太くしたりすることができ、筋肉量を増やすことが出来ます。
また、筋肉の動きには、下記のような制限があります。
- 筋肉は縮むことしか出来ず、伸びる動きは出来ません。
なので、腕、腰、足などすべての部位で収縮させる動き担当の筋肉と、伸長させる動き担当の筋肉が対になっています。
この筋肉を拮抗筋(きっこうきん)と呼びます。
例えば、腕を曲げる時は上腕二頭筋という筋肉が縮み、肘より先の前腕を引き寄せて、関節を曲げるという動きをします。
反対に腕を伸ばす動きをする時は、上腕三頭筋という筋肉が縮み、肘より先の前腕を関節の逆方向に引き寄せて、腕を伸ばすという動きをしています。
この例でいうと、上腕二頭筋と上腕三頭筋はお互いの拮抗筋です。時に、曲げる時に使われる筋肉の種類を屈筋(くっきん)、伸ばす時に使われる筋肉の種類を伸筋(しんきん)と呼びます。
筋肉の種類
筋肉の種類は、自分の意思ではなく無意識化で動く種類の筋肉と、自分の意思で動かせる種類の筋肉の2種類に大別出来ます。
- 不随意筋:自分の意思では動かせない筋肉の種類
- 随意筋:自分の意思で動かせる筋肉の種類
自分の意思では動かせない筋肉は、生命活動を維持するために必要な動きをしてくれる筋肉で、無意識化で常に動き続けてくれています。
不随意筋には、2種類あります。
- 心筋:心臓を動かすための筋肉
- 平滑筋:内臓や血管を構成している筋肉
自分の意思で動かせる筋肉は、主に手や足などの体を動かす筋肉です。こちらは骨格筋と呼ばれる筋肉で、持久力のある遅筋と、素早く動く速筋の2種類に分類されます。
- 骨格筋
- 遅筋:持久力のある筋肉
- 速筋:素早く動く筋肉
心筋
心筋とは不随意筋の一種で心臓を動かすための筋肉です。心臓をリズミカルに動かし、全身に血液を送るポンプの動力を担っています。
この筋肉は常に動き続け、疲労することのない筋肉です。
また運動をしたり、興奮したりすると動くリズムが早くなり、安静時やリラックスした時にはゆっくりと動きます。自分の意思で早くしたり遅くしたりは出来ず、自律神経によって支配されています。
他の筋肉とは違い、分裂細胞を持っていないため心筋が傷ついてしまうと自己再生が出来ません。
平滑筋
平滑筋は内臓、気管、血管を構成する筋肉です。
こちらも心筋同様自律神経の支配下にあり、自分の意思では動かすことの出来ない不随意筋です。平滑筋も疲労せず動き続けることができます。
平滑筋は分裂細胞を持っているので傷ついても自己再生が可能です。
骨格筋
骨格筋は、心筋、平滑筋と違い体制運動神経の支配下にあり自分の意思で動かすことのできる随意筋です。
文字通り骨格に付いている筋肉で、体を動かす役割を担っている筋肉です。
また、心筋、平滑筋と違い疲労する筋肉です。
骨格筋は、持久力のある遅筋と瞬発力のある速筋で構成され、体の動きによって2種類の筋肉を使い分けています。
遅筋
遅筋は収縮するスピードが遅く、瞬発力はありませんが、疲労しにくく長時間の運動しても同程度の力を発揮し続けることができます。
筋肉の色は赤く赤筋(せっきん)とも呼ばれています。マグロやカツオなどの赤身魚はこの赤筋が多く長距離を回遊することができます。
速筋
速筋は収縮するスピードが早く、瞬発的な力を発揮することができる反面、すぐに疲労してしまう筋肉です。
筋肉の色は白く白筋(はっきん)とも呼ばれています。鯛やヒラメなどの白身魚はこの白筋が多く瞬発的に動くことができます。
筋肉は増やすことができる!
筋肉の種類と特徴を紹介しましたが、筋肉はトレーニングをすることで増やすことが出来ます。
筋トレをする前に筋肉の増える仕組みを知っておけば効率的に筋肉量を増やすことが出来ます。
筋肉が増える仕組みについて解説した記事も書いたのでよかったら読んでみてくださいね〜!
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